小学生になると、電車やバスは「こども運賃」が必要になります。
毎回、こどもの切符を買うのがめんどくさい
ピッで改札を通れたら楽なのになぁ
そんなときに便利なのが、JRが発行している「こどもICOCA」!
あらかじめ入金(チャージ)しておくと、切符を買わずにタッチするだけで「こども料金」で改札機を通過できる小学生向け交通系ICカードです。
「ICOCA」はJR西日本が発行していますが、全国のJR・私鉄・バスなどでも使えます。
JRのカードはエリアごとに名称が異なりますが、機能は同じ
(全国で購入できます)
- JR北海道「Kitaka(キタカ)」
- JR東日本「Suica(スイカ)」
- JR東海「TOICA(トイカ)」
- JR西日本「ICOCA(イコカ)」
- JR四国「SHIKOKU ICOCA(シコク イコカ)」
- JR九州「SUGOCA(スゴカ)」
簡単に買える「こども用ICカード」
休日のお出かけ・塾や習い事などに、1枚持っていると便利ですよ。
マイカーの無い我が家は、いつも電車・バスでおでかけ!
子どもが小学生になったらスグ「こどもICOCA」を作りました。
この記事では、「こどもICOCA」の使い方や購入方法を解説します。
- こどもICOCAでできること
- こどもICOCAの買い方
- 子どもに持たせるときの注意点
小学生のお子さんがいる方、電車やバスを利用することの多い家庭にオススメですよ。
▼「こども用ICOCA」の買い方がすぐに知りたい方はコチラをクリック(記事の下にスクロールします)
こどもICOCAとは
こどもICOCAは、JR西日本が発行している小学生向け交通系ICカード。
券売機に並んで切符を買ったり、バスで小銭を用意しなくても
あらかじめ入金(チャージ)しておくと、タッチするだけで自動精算できます。
切符の値段を調べなくていいから楽ちん!スピーディーに乗り降りできて便利だよ。
こどもICOCAでできること
こどもICOCAは自動で「こども料金」になる以外は、大人のICOCAとほぼ同じです。
- ワンタッチで電車・バスに乗れる
- ICマークのある全国の交通機関で利用OK
- 入金(チャージ)して繰り返し使える
- 電子マネーで買い物できる
- 利用履歴の確認・印字ができる
- 紛失しても再発行OK(要手数料)
- ICOCAポイントが貯まる(利用登録が必要)※ICOCA限定
<参考> JR西日本おでかけネット
こどもICOCAに、定期券を乗せることもできるよ。
こどもICOCAは小学生限定
電車・バスは幼児までは無料で乗車できますが、小学生になると「こども料金」が必要になります。
- おとな料金…中学生以上
- こども料金…小学生(おとなの半額)
- 乳児・幼児は無料(原則)
こどもICOCAは「こども料金」で自動精算になるため
カードが使えるのは、「こども料金」の対象である小学生の間だけです。
そのため、カード表面には、子どもの年齢に合わせた有効期限(小学校6年生の3/31まで)が印字されています。
こども料金の対象になるのは小1の4/1〜小6の3/31まで。
入学式・卒業式の日が基準じゃないから気をつけてね!
ちなみに、中学生になって使えなくなった「こどもICOCA」は無料で払い戻ししたり、大人用ICOCAに切り替えたりできます。
使えるエリア・交通機関
こどもICOCAは、全国のICマークのある鉄道・バスで使えます。
こどもICOCAで乗車すると、どのエリアでも、こども料金で自動精算になります。
対象になっているのは全国で10エリア。
※一部、利用できない交通事業者があります
※一部を除き、各エリアをまたがっての利用はできません
※詳しくは、各社のホームページ等でご確認ください
帰省や旅行でも使えるね。
こどもICOCAの購入方法
こどもICOCAは、JRの駅にある「みどりの窓口(駅員さんのいる切符うりば)」で購入します。
大人のICOCAは、券売機でも買えるのですが
こども用は小学生だという年齢確認が必要なので、駅員さんのいる窓口で発行しています。
5分もかからず、簡単に買えるよ。
では、詳しい購入方法を解説しますね!
JRみどりの窓口に置いてある「こどもICOCA購入申込書」に記入します。
- 子どもの名前、ふりがな、性別、年齢
- 生年月日
- カード検索番号(任意の4桁数字)
- 住所
- 電話番号
みどりの窓口に「購入申込書」と「子どもの健康保険証(年齢確認)」を提出します。
預り金(デポジット)と入金(チャージ)分のお金を払うと、こどもICOCAが発行されます。
- 預り金 500円
- チャージ 最低500円〜
我が家はよく電車に乗るので、3,000円で作りました。
(預り金500円+チャージ2,500円)
こどもICOCAが発行されたら、その場で、印字内容に間違いないかチェックしましょう。
- こどもICOCAのマーク「小」
- 子どもの名前、性別
- 有効期限(小学校6年生の3月31日まで)
うちは息子なのに「女」になっていたので、修正してもらいました。(男女どちらにもある名前なんです)
持っていくもの
- 子どもの健康保険証(またはパスポート)
- 現金(最低1,000円)
「子どもの年齢を証明するもの」と、デポジット&チャージのための「現金」が必要です。
クレジットカードは使えないので注意してくださいね。
子ども本人を連れていかなくても、代理人(親など)だけで買えるよ。
購入後のチャージは現金で
購入は「みどりの窓口」限定でしたが
入金(チャージ)は、大人のICOCAと同じように券売機などで可能です。
- 券売機
- のりこし精算機
- 入金機
- セブンイレブンなどのお店
※こどもICOCAは、クレジット決済で自動チャージできる「SMART ICOCA」は対象外
紛失したら、残高を引き継いで再発行できる
こどもICOCAは、紛失したときは再発行してもらえます!(カードの破損でも再発行OK)
再発行には1,020円必要
- 再発行手数料 520円
- 新しいカードの預り金(デポジット)500円
こどもICOCAを失くしたことに気がついたら、すぐに紛失したカードの利用を止めてもらいましょう。
ICOCAエリアの駅なら、どこでも手続きできます。
子ども&同行する親の「身分証明書(健康保険証など)」を持って、みどりの窓口か改札にいる駅員さんに申し出ましょう。
手続きした時点での「チャージ残高」「ICOCAポイント」「利用履歴」は、再発行したICOCAに引き継がれます。
誰かに悪用されていなければ残高はそのまま戻ってくるので、紛失に気づいたら早めに手続きしましょうね。
こどもICOCAを持たせるときの注意点
最後に、大人のICOCAとの違い・こどもICOCAを持たせる上でのポイントを3つ解説します。
- 本人以外は使えない
- 電子マネーの使用にルールを設ける
- 残高・履歴のチェック
①本人以外は使えない
こどもICOCAは、氏名・年齢・性別を登録している「記名式ICOCA」になります。
そのため、記名されている人以外が使うことはできません。
不正利用(大人がこども料金で乗車する)を防ぐためなのか?
改札を通るときの音が、大人ICOCAは「ピピッ」、こどもICOCAは「ピヨピヨ」なんだよ。
②電子マネーでの買い物にはルールを
こどもICOCAは、大人のICOCAと同様に、入金(チャージ)しているお金で買い物ができます。
チャージしてあるICOCAを渡すことは、小学生の子どもに現金を持たせるのと同じです。
なので、家庭で電子マネーの使い方ルールを話し合っておくことが大事です!
- 買っていいもの・買っていい時を決めておく
- 不要な日はICOCAを持ち歩かない
- チャージする金額を少なめにする など
友達におごったり、トラブルの元にならないように。
③残高・履歴のチェック
こどもICOCAは事前にチャージしていないと自動精算できないので、残高不足に注意です!
電子マネーでキャッシュレス決済もできるので、必要に応じて、親が「残高」や「使用履歴」をチェックしましょう。
チャージ残高の確認方法2つ
- 改札を通るときに表示されるのを見る
- 券売機にこどもICOCAを入れる(残高が自動で表示される)
直近の利用履歴の確認方法
- 券売機で確認・印字(最大20件まで)
- 改札にいる駅員さんにお願いする(最大50件まで印字)
履歴が見れると、子どもだけで出かけるようになっても安心です。
まとめ:こどもICOCAで快適・スムーズにおでかけしよう♪
この記事では、小学生向け交通系ICカード「こどもICOCA」の使い方・購入方法を解説しました。
- 「こどもICOCA」は、こども料金で自動精算できるチャージ式ICカード
- 全国のICマークの交通機関で使える
- 関西以外のJRでも、各社こども用ICカードを発行している
小学生になると、電車・バスは「こども運賃」が必要になります。
ピッとするだけで自動精算できるこどもICOCAを持っていると
運賃を調べたり券売機に並ぶ時間がかからず電車に乗れて、バスで小銭を用意する必要もなくスムーズにお出かけできますよ。
小学生のお子さんがいる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
こどもICOCAを持たせることは、お金やキャッシュレス決済の勉強にもなるよ。
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