こんにちは、うみこです。
共働きの我が家は、子どもが小学生になるため「学童保育」に申し込みました。
学童保育とは、小学校の授業が終わったあとに子どもが過ごすための場所です。
保育園に比べて、情報が少なくて…
よくわからないまま手続きを進めました
この記事は、私の実体験をもとに
- 「学童保育」と「保育園」の違い
- 「学童保育」を選ぶポイント
- よく聞く【小1の壁】の実態
について、まとめました。
共働きで子育てしている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
学童保育とは
学童保育は、親が働いている家庭の子どもを預かる施設のこと。
小学生は「学童保育」
小学生になると、施設の呼び方が変わるんだね
学童保育の正式名称は「放課後児童健全育成事業」
地域によっては「放課後児童クラブ」や「児童ホーム」と呼ぶこともあります。
学童保育の目的
学童保育は、働く親が家に帰るまでの間、家庭に代わる遊びの場・生活の場です。
学童保育の『事業内容』
・放課後児童の健康管理、安全確保、情緒の安定
〈引用〉厚生労働省:放課後児童健全育成事業について「事業内容」
・遊びの活動への意欲と態度の形成
・遊びを通しての自主性、社会性、創造性を培うこと
・放課後児童の遊びの活動状況の把握と家庭への連絡
・家庭や地域での遊びの環境づくりへの支援
・その他放課後児童の健全育成上必要な活動
小学校は、お昼過ぎには下校になります。(4時間目までだと12時30分頃、5時間目までだと14時30分頃)
また、長期休暇(夏・冬・春休み)もあります。
一人で留守番させるのは心配
ずっと子どもだけで遊ばせておくのは心配
そんな家庭のために、学校が終わったあと・学校のない日に、大人の目があるところで子どもが安心・安全に過ごすための場所が学童です。
保育園と学童の違い
学童も保育園も子どもを預かってくれる施設ですが、大きな違いがあります!
保育園の特徴
保育園は、先生が子どもの身の回りの世話をしたり、発達に応じた遊びをしたりしながら、子どもの心身の健やかな成長をサポートしてくれる施設です。
(年齢に合わせて)子ども3〜30人につき保育士1人が配置されていて、親も子も手厚くケアしてくれます。
家庭ではできない遊びをしてくれたり、育児で悩んだときに相談できたり、頼れる場所でした
学童保育の特徴
学童は、子どもが安全に過ごせる場所を提供することが目的の施設。
基本的には何をして過ごすかは子どもの自由で、子どもに何かを教えてくれる場所ではありません。
学童に通って数日で…公園に行けないからつまらない!と子どもが言い出しました
(保育園はよく公園に連れていってくれました)
小学校の敷地内にある公立学童に通っていますが、建物内・小学校のグラウンドで丸一日過ごすので飽きるようです
学童で子どもを見守っている職員は「学童指導員」や「学童の先生」などと呼ばれていますが、以前は学童の職員になるための資格は不要でした。
(つまり、誰でも職員になれる)
しかし、質の向上などのため、2015年からは全ての学童施設に「放課後児童支援員」という有資格者を必ず1人は置くことを、厚生労働省が義務付けています。
(目安として子ども40人につき1人)
同じ子どもを預かる場所でも、保育園とは全然ちがうんだね
学童は公立・民間の2種類
保育園と同様に、学童にも「公立」と「民間」があります。
- 「公立」は市区町村が運営
- 「民間」は会社やNPO法人などが運営
それぞれ特徴があるので、家庭や子どもに合わせて選びましょう。
公立学童
- 小学校の空いている教室、小学校の敷地内、児童館などにある
(子どもが通いやすい) - 学区で利用できる学童が決められていることが多い
(同じ小学校の友達が多い) - 市区町村が、必要性の高い家庭を優先して入所させる
(親の仕事状況や両親が近いと、入れないことも) - 費用は安め(月に数千円〜1万円くらい)
- 預かり時間が短い
民間学童
- 学校外の建物(ビル内など)にある
(小学校から距離があることも) - 学区に関係なく利用できる
- 入所は、申込み先着順が多い
- 公立学童に比べて、数や定員が少ない
- 費用は高め(月2万〜5万円くらい)
- 預かり時間が長い
- 習い事をしてくれる学童もある(別料金のことが多い)
【小1の壁】の実態
【小1の壁】とは、子どもが小学校にあがると「仕事と家庭の両立が難しくなること」を言います。
原因は、主に「保育園」と「小学校・学童」の違いにあります。
目の前に、壁がそびえ立つかのように…乗り越えるのが困難なんだよ
実際に私が悩んだことを中心に、具体的な【小1の壁】をお伝えしますね。
- 朝が遅くなる
- 帰りが早くなる(学童の預かり時間が短い)
- 時短勤務ができない
- 夏・冬・春休みの長期休暇がある
- お弁当づくり
- 警報が出ると1日お休み
- 学級閉鎖は預かってくれない
- 平日にすることが多い
- 年度ごとの学童更新
①朝が遅くなる
保育園は朝7時台〜から預かってくれるところが大半ですが、小学生になると8時頃に家を出るようになります。
朝8時〜8時20分くらい
小学校の登校時間は朝8時30分頃〜預かり
学校が無い日の学童保育は子どもを見送ってからだと、仕事に間に合わない!
小学生になったばかりの子に鍵を持たせて先に出るのは…心配
②帰りが早くなる
保育園は夜19時頃まで預かってくれましたが、学童は17〜18時頃までの預かりがほとんどです。
私の住んでいる市の公立学童は
- 原則17時までの預かり(子どもだけで帰宅)
- 延長を頼むと18時までの預かり(親のお迎えが必須)
- 冬は日が暮れるのが早いので、子どもの安全のために16時45分までの預かり
仕事が18時までだから、どう頑張ってもお迎えに間に合わない!
下の子のお迎え(保育園)もあるし、17時に一人で帰宅してお留守番してもらうしかないなぁ…
民間の学童保育なら、夜22時頃まで預かってくれるところもありますが…家の近くに無かったり、あっても定員が少なくて入れないことも。
そして、民間学童は費用が高いのもネックになります。
③時短勤務ができない
お迎えの問題は「時短勤務」できれば解決しますが。
子どもの3歳の誕生日まで
育児のための時短勤務は、法律では保育園までのところが多い
独自に時短勤務を延長している会社も、「時短勤務」も「在宅勤務」もできない場合の、選択肢は3つ考えられます。
- 親の働き方を変える(退職・転職、正社員→パートになる)
- 子どもに一人で留守番させる
- 長時間預かってくれる民間学童を探す
できれば仕事を続けたい、収入減はツライ
子どもに長時間のお留守番もさせたくない…
遅くまで預かってくれる民間学童は、近くにない
(ちょっと離れたらあったけど子どもが歩いていけるのか心配、そもそも定員オーバーで入れない!)
④長期休暇がある
小学校には、長期休暇(夏・冬・春休み)があります。
夏休みだと、1ヶ月半くらい学校がお休みです!
授業のある日は、家で一人でお留守番をさせたとしても…長期休暇の間ずっと子どもだけで過ごすのは不安すぎます。
学童は公立・民間ともに待機児童がいることも多いので、長期休暇の間だけ入所することは難しいです。
親が働く家庭は、入学時〜学童を確保することが必須です
⑤お弁当づくり
そして、小学校にあがると、お弁当を作らなければいけない日が多くなります。
まず、小学校1年生は、最初は給食がありません!!
知らなかった!!!
私の子どもの学校は、給食が始まるのは4月下旬…それまでは毎日お弁当を持たせて、学童で食べて〜夕方まで過ごすことになります。
学校のない日(土曜日、長期休暇)も、お弁当持参になります。
4月から、私が30分早起きにするようになりました
⑥警報が出ると1日お休み
私の住んでいる市では、小学校と保育園では、警報発令時の対応が異なります。
- 「暴風警報」と「大雨警報」の両方が発令したら休園(お迎え要請)
- 警報が解除されたら、子どもの預かりを開始する
- 「暴風警報」と「大雨警報」のどちらが発令したら臨時休校・休所(帰宅)
- 朝9時に警報が発令されていたら、その後に解除されても休校・休所のまま(子どもを預かってくれない!)
入所を決めて、具体的な案内をもらって知りました…
朝9時の時点で「○○警報」がひとつでも発令されていたら、小学校も学童もお休み…
子どもの預け先がないので1日仕事を休むしかありません。(もしくは家で留守番させて仕事に行くか)
ただ、民間の学童だと、職員が確保されたら開所するなど、柔軟に対応してくれているところもあるようです。
⑦学級閉鎖があると預かってくれない
インフルエンザで学級閉鎖という話、よく聞きますよね。(今はコロナでの学級閉鎖も聞きます)
小学校の敷地内にあることが多い公立学童…学級閉鎖のクラスの子は、預かってくれないことが多いです。
子どもが元気でも預け先がないってキツイ…
でも、民間学童であれば、柔軟に対応してくれるところもあります。
費用は高くても、民間学童のメリットは大きいね
⑧平日にすることが多い
小学校にあがると、参観日・懇談会・PTAなど平日昼間に参加する行事が増えます。
さらに、私の子どもが入った公立学童には、全員強制参加の保護者会がありました…
毎年、必ず何かしらの役員にならなきゃいけなくて、保護者会の集まり(会議など)もあります
知ってたら、民間学童を探したのに!!
そして、小学校になると
- 学校の宿題をみる
- 明日の準備のサポート
など、子どもと関わる時間も増えます。
先輩ママに聞くと、「国語の教科書を音読するのを聞く」など一緒にやる宿題もあるんだって
保育園のときでも毎日バタバタで精一杯だったのに、さらに平日にすることが増えるなんて…やっていけるのか不安になります。
我が家は下の子もいるので、小学校と保育園と2つの異なるリズムの子を相手する難しさもあります。
⑨年度ごとの学童申請
保育園は、一度入園したら、親が仕事を辞めたりしない限りは退所になることはありませんが。
公立学童は、年度(4月〜翌3月)ごとに入所申込み・市区町村による認定が行われます。
必要性の高い児童が優先して入所することになるので…家庭の環境が変わらなくても、学年があがると入所できない(退所になる)可能性があります。
学童保育の対象者は、小1〜小6です。
ただ、私の住んでいる地域では待機児童もいて常に定員オーバーしているので、小1では入所できても、小2・小3になると入所が難しくなります。
子どもが大きくなったら学童に行きたがらない、家で留守番するか友達と遊んでいると聞きますが…
我が子が、何歳から一人で過ごせるようになるのか?
長期休暇のときに大丈夫なのか?
私はずっと働き続けられるのか?
今はまだわかりません…
学童選びのポイント
小1の壁…小学校にあがると仕事と家庭の両立が大変になる原因の多くは、保育園と学童の違いにあることがわかりました。
逆に言うと、選ぶ学童によっては、小1の壁をクリアできる可能性があります。
学童選びはめちゃくちゃ大事!!
私が実際に学童を探してみたり子どもを通わせたりして感じたことをお伝えするので、参考にしてくださいね。
学童の探し方
私が最初に悩んだのは、学童をどうやって探したらいいか?でした。
- 夫婦ともに地元ではない、ママ友も全然いなくて聞く相手がいない
- 保育園に聞いても、小学校に聞いても、学童はわからないと言われる
- 市役所に聞いてわかったのは公立学童のことだけ
民間学童については、自分で調べるしかないんですよね…
私がやったことは
保育園や公園で会ったママさんに話しかけて聞く
ママ友がいなくても困らないと関わってこなかった保育園時代を、プチ後悔しました…
学童の選び方
学童を選ぶときのポイントは、いくつかあります。
子どもが通える場所にあるか?
預かり時間は?(帰りは何時まで?お迎えは必要?)
学校のない日の対応は?(朝は何時から?長期休暇は?警報や学級閉鎖時は?)
親が参加することはあるか?(保護者会など)
費用やサービス(到着メール、習い事をさせてくれる等)も大事ですが。
親が働く家庭が重視するべきは、仕事を続けられる環境が整うかどうかだと痛感しました。
我が家は、子どもの希望もあり、同じ保育園の子が多い公立学童を選びましたが…
今後仕事との両立が難しければ、民間学童へ移ることも考えようと思っています(どこに移るにしてもキャンセル待ちになりますが…)
<例外>学童の代わりに習い事を利用する人も
学童保育とは別に、習い事に行かせることで放課後の時間を埋める人もいます。
子どもが一人で行ける距離にある(もしくは友達と一緒に通わせる)、ちょうどいい時間帯で通えるなど、条件の合うところがあれば…の話になりますが。
民間学童に数万円を払うのであれば、そのお金で習い事に通わせるのもひとつの手です。
小1から一人で習い事へ行かせるのは難しいかもしれませんが、小2・小3と成長して公立学童に入れなくなった場合の選択肢としてはアリかもしれませんね。
私の知り合いに、週5で習い事に通っていたという子がいました
まとめ:小1の壁を乗り越えるには学童選びが大事!
この記事では、学童保育の基本情報〜選び方のポイントを解説しました。
- 放課後や授業のない日に、小学生の子どもを預かってくれる施設が「学童保育」
- 保育園に比べると、小学校も学童も、働く親に寄り添ってはくれない
- 公立学童より民間学童の方が働く親にとって助かる面が多いが、費用が高いのと数が少ないので入所できないケースがあるのが難点
働く親にとって、子どもが小学校にあがったときに学童保育は欠かせません!
早めに、小学校の登校時間を確認したり、周りにある学童の情報収集&見学などをしておきましょう。
一年前くらいから準備を始めると安心!
公立学童は、小学校にあがる前年の秋に申込みすることが多いですよ
(人気の民間学童だと、もっと早くに定員になってることも)
直前になって慌てたり困らないように、どの学童がいいか、今の仕事が続けられるかどうかなど、家族で考えておくことをオススメします!
https://umiko-days.com/syouitinokabe/▼小学校入学については、こちらの記事もどうぞ。
https://umiko-days.com/sinitinen-matome/ https://umiko-days.com/mobaken/
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